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ステンドグラス制作体験記 -by MINT-


  第1号完成♪ オータムテイストの写真立て Date: 2002-07-18 (Thu) 
やはり基本が大切!! まずは20ピースの写真立てに挑戦です。
                                     


前回の失敗を元に、まずは基本的な平面のみの作品にすることにしました。
初回が10月号になるとのことですので、秋の雰囲気にあうものを、ということで
こんな色合いにしてみました。 なかなか渋くて素敵でしょ???

さあ、ではガラスをカットしてとりかかります。

色あわせを考えたあとは、デザイン画に沿って、各ガラスを
カットし、ルータにて縁をなめらかにします。

ガラスの下にデザイン画を敷き、ほぼうまく重なるよう、位置
あわせをします。
左の銅線は、写真立ての支え部分、左上の銅テープは写真をはさむ部分に使います。

各ガラスのパーツにコパテープを巻き、ガラスからはがれない
よう、しっかり付着させます。



コパテープを巻いたガラスパーツを、ふたたびデザイン画に合うよう
並べます。
部分的に不ぞろいなところなどには、板などを使い、なるべく直線
になるようにします。
それからフラックスをハケでぬり、はんだで仮止めしていきます。

各パーツのつながりの部分を、まず仮止めしていきます。
はんだを左手に、熱したはんだごてを右手に持って、仮止めしたい
場所のところで、ジュッとくっつけると、はんだが溶けて色が変わり
ます。
フラックスが、はんだとコパテープの糊のような働きをしてくれます。
はんだごてでなぞっていくと、ジューっと、フラックスが音をたてます。

はんだの付きが悪くなったり、音がしないときには、フラックスが乾い
ているか、塗り忘れが考えられます。もう一度塗りましょう。


仮止めなので、神経質になることはありませんが、
形をしっかり合わせておくと、後々の作業がラクになるようです。




写真の縁のワインレッドのガラスの部分をとめています。





モチーフの花と葉の部分





表が終わったら、裏も同様の手順ではんだづけをします。















表裏共に終われば、縁取りも。。。
とにかくコパテープがそのまま残ることのないよう、全部はんだづけを
していきます。


いつも工房へ連れて行っている我が家の姫です(*^^*)
ご機嫌に遊んでいるところを、パチリ!(笑)




写真を支える部分を銅板で4箇所つくります。
きちんと写真をはさめるよう、実際に紙を差込みながらつけていきます。
(固定は、やはり「はんだ」でします。)

出来上がったら、仕上げにパティーナを塗ります。
これは、はんだ部分を強制的に酸化させて、黒や褐色など、
ステンドグラスならではの風合いをかもし出すのに大きな役目
をしています。
薬品なので、ゴム手袋を忘れずに・・・。


パティーナで拭くたびに、どんどん色が変化して、面白いですよ。





さあ、素敵な色合いに仕上がりました!




写真立ての裏に、写真を支える部分を針金でつくり、つけます。

まもなく完成♪



今回はなんとか無事仕上がりました♪
やはり、基本的に平面でやりながらも、秋の雰囲気で、お部屋を飾っていただけるものを、と
このデザインを考えました(*^^*)

MILLEさんも私も、とっても気に入っている出来なのですが、いかがでしょうか?

あとは、私がMILLEさんに、ホントに手取り足取り教えてもらいながら、やっと(^^ゞ という感じ
でしたので、今度は、キットを買っていただいた方と同じように、全く一人で、やったらどんな感
じか、試してレポートしてみたいと思います。

いやはや、はんだが使いやすくなってよかったぞ〜ヽ(^o^)ノ

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